Sential.

私自身、今のネット文化に向いていないのだろうなと思います。

インターネットが発達し誰もが簡単に情報を発信、受信できるようになりました。

しかしそれと共にプライバシー保護のため当たり前になった『匿名性』は

人間の本性をこの上なく露見させたように感じます。

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皆さんもきっと心当たりがお有りでしょうが、

インターネット上では特定の個人や作品を批判したり馬鹿にしたり

嗤いものにしたりといった行為が当たり前のように見られます。

多くの人間が『叩いて良い人間』『批判して良い人間』を無意識のうちに求め

無意識のうちに見下し、嘲笑し、満足します。

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『自分には直接関係がないけれど、気に食わないから叩く』

小学生のいじめと何が違うのでしょうか。

加害者はいつもその自覚がありません。

差別などもきっとそうなのでしょう。

『差別はいけないことだ』と誰しもが教わりますが

差別をしている人間は果たして『自分がやっていることはいけないことだ』と

『自分は悪だ』と意識しているでしょうか。きっとそうではないはずです。

多くの場合そこに悪意は存在しません。何故なら皆正義感が強いからです。

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唯一の問題は、正義がそれ単体では成り立たない事でしょう。

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人は誰しも自分が正しいと信じています。

自分の行いが決して不正解ではないと信じています。

それ故に『罰して良い悪人』を求め 決めつけ 叩き 嗤うことで

『対極にいる自分は正しいのだ』と知り安心したいのではないでしょうか。

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ではそれらの行為が悪かと聞かれると、すぐに答える事が出来ません。

こういった問題はインターネットが発達し情報を発信できるようになった為に

表に出やすくなっただけであり、無関係な人間による差別や嘲笑などは

そのずっと昔からどこの国や時代にも存在するからです。

共通の教科書で学んだ訳でもないのにそういった事が起こるのは

嘲笑やそれらが人間の本能であるからではないかと考えてしまいます。

『加害者にはその自覚がない』と書いた通り、この言葉は私にも当然通用します。

私が普段何気なく発する言葉や行動が今も誰かを苦しめているかもしれません

​『正義』や『悪』などは所詮結果に過ぎないのです。

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私は今のネット文化が嫌いです。

人を見下し嗤う文化が嫌いです。

しかしそういったことが当たり前に行われているのならば

間違っているのはきっと私なのでしょう。

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私は『笑い』とは料理のようなものだと考えます。

刺激の強い笑いは体に悪い添加物たっぷりのジャンクフードのようなもので

それらは皆当然に『美味しいから』人気なのでしょう。

しかし世の中には私のようにそういったものが苦手な人もいます。

自然由来の食材や健康志向を売りにする料理屋があるように

低刺激でクスリと笑えるようなものを届けたいのです。

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この考え方が必ずしも世間的に正しいとは思いません。

無理に押し付けるつもりもありません。

私と同じく純粋な気持ちで笑ってくださる方々 そして私自身の為に

動画コンテンツを作り続けます。

そしてあわよくば、自分の見える範囲内だけでも

私が理想とする世界を築ければ良いなと思っています。

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